「相談したほうがいいのは分かってる。でも電話のボタンが押せない」——ADHDや不安障害を抱える方によくある悩みです。私自身、電話を1本かけるだけで何時間も逡巡することがあります。
でも今は、電話以外でも借金問題は相談できます。当事者目線で、代替手段と電話のハードルを下げる方法を整理します。
この記事の要点
- 「電話が苦手」はADHD当事者によくある特性で、恥ずかしくない
- メール・チャット・LINE相談に対応する事務所が増えている
- 電話する場合のハードルを下げる5つの工夫
- 「電話が苦手」と最初に伝えれば配慮してくれる
「電話が苦手」はADHD当事者によくある
「電話するのがしんどい」「ボタンを押すまでに何時間もかかる」「相手が出てから何を話すか頭が真っ白になる」——これ、ADHDや不安障害を持つ方によくある困りごとです。
私自身、簡単な問い合わせの電話を1本かけるのに、半日以上かかることがあります。何度も「今日こそ」と思って、結局かけられずに翌日に持ち越し、また翌日に……というパターンを何度も経験してきました。
なぜADHD当事者は電話が苦手なのか
いくつかの理由が重なっています。
- 即興のコミュニケーションが苦手(事前に整理する時間がない)
- 相手の反応が見えない不安が強い
- 会話の流れを予測しながら反応するマルチタスクが負荷
- 一度切ったら聞き直せないプレッシャー
- 過去に電話でうまく話せなかった経験がトラウマ的に残っている
これらが組み合わさって、「電話を1本かける」が、定型発達の人の何倍も重いタスクになります。
債務整理の相談、電話以外にもこんなに方法がある
「電話が苦手だから、借金の相談ができない」——これで先延ばしになっている方へ。
朗報です。最近は、電話以外で相談できる事務所が増えています。
① メール相談
多くの法律事務所が、相談フォーム経由のメール相談を受け付けています。
メリット:
- 自分のペースで文章をまとめられる
- 事前に下書きできる
- 相手の反応を待たずに送信できる
- 記録が残るので後から見返せる
初回はメールで状況を伝えて、その後の連絡方法(電話 or 引き続きメール)も希望できます。
② チャット相談
WebチャットやLINEで相談できる事務所も増えています。
メリット:
- メッセージアプリの感覚で気軽に始められる
- すぐ返信が来るので、待ちのストレスが少ない
- 電話より短い文で済む
③ LINE相談
LINE公式アカウントを持つ事務所もあります。普段使い慣れたアプリで相談できるので、心理的なハードルが低い。
④ Webフォームでの問い合わせ
ほとんどの事務所のサイトには、相談フォームがあります。最初の一報はこれで十分です。
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専門家は毎日同じ相談を受けています。ADHDだから・買い物依存だから、と原因を責められることはありません。
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どうしても電話する場合のハードルの下げ方
事務所によっては「電話のほうが早い」「最終的には電話で詳細確認」というケースもあります。電話する必要がある場合の、ハードルを下げる工夫を紹介します。
① 話す内容を紙に書き出してから電話
頭の中で組み立てるのが苦手なら、事前に「何を伝えたいか」「何を聞きたいか」を紙に書き出します。
例:
- 「借金が◯万円ある」
- 「カードは◯社」
- 「月◯万円返済している」
- 「無料相談を希望」
- 「電話が苦手なので、可能ならメールで詳細をやり取りしたい」
このメモを見ながら話すだけで、頭の中の負荷が大幅に減ります。
② 「電話が苦手」と最初に伝える
電話の冒頭で「電話で話すのが少し苦手で、うまく説明できないかもしれません」と一言伝えるだけで、相手のペースが変わります。
多くの事務所スタッフは、こういう方の対応に慣れています。ゆっくり聞いてくれるし、必要に応じて電話を切ってメールに切り替えてくれることもあります。
③ 通話時間を短くする工夫
「最初は5分くらいの問い合わせだけにする」と決めて電話します。詳細な相談は、メールや次回の電話で。
「初回は予約だけ」「日時調整だけ」なら、電話の負荷も小さくて済みます。
④ 落ち着く環境で電話する
静かで一人になれる場所、座って話せる場所を確保してから電話します。立ったまま、騒がしい場所での電話は、ADHDの脳には特に負荷が高いです。
⑤ 「もしダメなら切ってまたかけ直そう」と決めておく
1回で完璧に話す必要はありません。「途中で混乱したら、一旦切らせてもらいます」と伝えてOK。再度かけ直すか、メールでフォローすればいい。
「電話が苦手」を理由に、借金の相談を遅らせないでほしい
電話が苦手なADHD当事者にとって、借金の相談はものすごくハードルが高いです。私もそうでした。最終的に踏み出せたのは、メール相談でした。3時間かけて1通のメールを書いて、ようやく送信ボタンを押せた——そのくらい、慎重に踏み出した記憶があります。
でも、相談を1日先延ばしにするほど、利息は増え、自分を責める時間が伸びます。
幸い、今はメール・チャット・LINEで相談できる事務所が増えています。電話を完全に避けて、テキストだけで完結することも可能です。
「電話が苦手」を、相談できない理由にしないでください。代替手段は、必ずあります。
とにかく人に頼れ。お金は自分の意志だけではコントロールできない。恥ずかしくても、受け入れろ。
これは、いま振り返って自分自身に伝えたい言葉でもあります。ADHDの当事者ほど、「人に頼る」をマスターしておくと、人生が一段階楽になります。
相談前にこれだけ準備しておくと楽
メールでもチャットでも、最初の問い合わせで以下が伝えられるとスムーズです。
- 借金の総額(おおよそ)
- 借入先の数(カード◯枚、消費者金融◯社)
- 毎月の返済額
- 手取り月収
- 希望する連絡方法(メール・チャット等)
- 電話が苦手など、配慮してほしいこと
完璧でなくても大丈夫。「だいたい」で書いて送ってください。あとから事務所が必要な情報を整理してくれます。
※この記事は経験者個人の体験に基づくものであり、医学的助言・法律上の助言ではありません。ADHDの診断は医療機関で、債務整理の判断は弁護士・司法書士等の専門家にご相談ください。
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電話が苦手でも
電話が苦手でもメール・チャットで相談OK
「電話が苦手」と最初に伝えれば、メール・チャット中心で対応してくれる事務所が多いです。自分のペースで相談できます。
※弁護士法人ひばり法律事務所の公式ページに移動します
よくある質問
Q. 全部メールで完結できる事務所はありますか?
はい、複数あります。「メール対応可」「LINE相談OK」と明記している事務所を選んでください。本格的な手続きに入っても、書類のやり取りは郵送・PDF・電子署名で完結できます。
Q. ADHDで電話が苦手と伝えるのは恥ずかしいです。
「電話が苦手」だけ伝えればOKで、ADHDと開示する必要はありません。「電話より文字でのやり取りが得意なので、可能ならメールでお願いしたい」だけで十分です。
Q. メールだと相手の対応が雑になりませんか?
そんなことはありません。法律事務所はビジネス文書としてメール対応に慣れていますし、文章で残るからこそ丁寧に対応してくれることも多いです。
Q. LINEで相談できる事務所はどう探せばいいですか?
事務所のサイトの「お問い合わせ方法」欄を確認するか、Google検索で「債務整理 LINE相談」と検索すると見つかります。「無料相談」と組み合わせるとより絞り込めます。

